2014年4月22日火曜日

マッハがかわいい、近藤ヴィンヤードにもちょっとお邪魔してきました。


滝沢ワイナリーのお隣の畑、近藤ヴィンヤードのタプコプの畑にも少しお邪魔してきました。

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奥さま、お父さん&お母さん、番犬(かわいい)も総動員でお仕事中です。お忙しいところにノコノコと…お土産も滝沢さんの所で採った蕗の薹しかないし…。

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育成期間中はあんなにフッサフサの畑もこんなに殺風景。
やっと雪も溶けて、ワイヤーを張って、樹を起こして、という地道な作業が始まったところです。奥さま曰く、「一人で一日3列しか進みませんでした…」と…。うわーん、大変。

お、画像右下に躍動感のある生き物が。

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近藤家の番犬「マッハ」。まだ3歳位で、動きがイキイキしています。
若干ビビリ故の、吠えっぷり。我々も吠えられましたが、番犬としてはバッチリです。しばらくするとだいぶ近づいて来てくれたものの、帰りは吠えたり唸ったりでお見送りしてくれました。動物らしさが良いぞ。

天敵のウサギよりも速く走って、あわよくば捕まえて欲しいな~、という飼い主の願いも込めて「マッハ」です。畑の中をのびのび走り回っていました。
今の所、天敵捕獲の戦績0です。ファイト!

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あちこちにウサギの糞がコロコロあります。もう既に出入りしている様子。
アライグマはブドウの実を食べるだけなので被害は知れているそうですが、ウサギは芽とか、若い枝とか、重要な部分を狙って食べに来るので、本当に日々戦いです。

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ここにもまたウサギの置き土産が。

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三笠のタプコプの畑は、だいぶ形になってきたと近藤さん。
なるべくほったらかしで、手を入れないように管理しているので、7割くらいは栗沢の畑で作業しているそう。

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栗沢の畑は元々別の方が農業をしていた畑なので、まだいろいろ抜けきっておらず、まだ「自分の畑」の実感が薄いのだとか。

収穫だとか美味しい所だけではない、本当に人手が要る地味な作業こそ我々もお手伝いしに行きたいものです。

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そういえば、弟さんと二人で建てた小屋、外装も貼られて家みたいになっていました。
断熱材を入れて、ソーラー発電で暖も取る…って、住めそう!

近藤さんの所でも蕗の薹を収穫させて貰って(滝沢さんのと畑別に分けて)、大変とは知りつつも田舎暮らしも楽しいそう~と思ったりしながら帰路へ。

近藤さんのワインに関して円山屋ではまだ販売できるものはないのですが、今後も各地でいろんなイベント等飲める機会はあると思うので、そういった会でいろんな方に味わって頂きたいものです。

むしろ我々にもイベントがある時教えてほしい~。

2014年4月21日月曜日

三笠の滝沢ワイナリー、直売所がオープン!新しいワイン8種類販売中です。


昨年醸造所が完成しワイナリーとして再始動して約半年。三笠市 滝沢ワイナリーに、4月20日(日)直売所がオープンしました。

とは言っても、大々的にパーティーなどもせず、告知もほどほどに、マイペースでの始動です。

雲一つない快晴の中、リリースになったばかりの8種類のワインの仕入れも兼ねてお邪魔してきました。やっと北海道にも春が!でもまだ寒い!

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TAKIZAWA WINERYの文字も入りました。2階が直売所です。

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ちなみに建設中はこんな感じ。お洒落に完成しましたねぇ。

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裏側へ回ると、白樺もきれいなエントランス。

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直売所なので、ワインが購入できます。
フラッグシップの「ソーヴィニヨン」「ピノ・ノワール」の2アイテムは、リリース前なので手に入りませんが、新しく北海道産の買いブドウで(初年度なので、ある意味実験的に)仕込んだスパークリングとスティルの白ワインが購入可です。

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運転手でない方は、有料試飲もできますよ。
チーズなども少しあります。今後また増えるかも?

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滝沢さん、お忙しそうですがお元気そうです。この笑顔!
今年は新しい研修スタッフも新たに増えるそう。
前職を離れて、ワイナリーを一人で始めた時には、また人材育成をやることになるとは思わなかった~と若干面倒臭そうな素振り?を見せつつも、楽しそうです。充実です。そしてもうすぐ70歳とは思えない…。

お話の途中では、
「こざかしい人間の都合で、自然には逆らったら、しっぺ返しを喰らうんだよ~」と、経験者ならではのお言葉も。ブドウ樹の植え替えも、欠木が出たら植え替えて、それ以上の事はしないそう。新規で植樹した畑も、過程を見つつ、手を入れて行くそうです。

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三笠の自社畑のブドウで仕込む、フラッグシップ銘柄の「ソーヴィニヨン」「ピノ・ノワール」のドメーヌもの2アイテムは「TAKZAWA WINE」の名義でリリースし、北海道内の栽培農家さんから仕入れたブドウで試行錯誤しながら仕込むネゴスものは「TAKIZAWA WINERY」の名義でリリースをしていく予定です。

醸造所完成後、初のリリースとなった「TAKIZAWA WINERY」のラインナップ。エチケットは、多摩美大出身の滝沢さん、が作った作品…ではなくって、お知り合いの方の版画の花があしらわれています。

ナイアガラ、ケルナー、旅路の3種類を、試飲させて頂きました。
生食ブドウのナイアガラも、香りはアロマティックですが、冷涼な気候で育ったブドウの雰囲気を感じさせるミネラルがしっかりあって、アフターはドライな辛口に。中井農園さんのケルナーも爽やか。どのキュヴェも滝沢ワインらしい、きれいな酸とミネラルがしっかり。どれも“北海道らしい”美味しさを感じます。

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発酵前のジュースの時点でもうワインの雰囲気を持っていた、「旅路」も単一品種で瓶詰めされました。
北海道にしかない品種だそうで、別名「紅塩谷」、果皮が硬くて果皮がグレー系(なので、ワイン自体ほんのーり赤みがかっています)、果肉も硬く、種も大きいタイプ。生で食べるより、まさしくワイン向けの品種です。

爽やかなのですが、ちょっとボディもあって面白い味わいです。
今後は非発泡のスタイルでも作ってみようかな?との予定もあるそう。

我々の勝手なリクエストは「果皮マセラシオンして作ってみて欲しい~」です。そんな旅路も、美味しそう…。

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やっと三笠も雪が溶けて、畑仕事に手が付けられるように。

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降雪前に剪定して、折れないように倒した木も露わに。

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これから一本一本起こして、ワイヤーを張り、枝を括りつける…という、シーズンインの地味で大変な作業が始まります。

今年はどんなシーズンになるのでしょうね。

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畑を歩いていると、あちこちに蕗の薹が。
無農薬の畑ですし、時期も最高ですし、私有地なのでお断りしてから…

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たくさん収穫させて頂きました。

「蕗味噌にしたら美味しかったぞ~」と滝沢さんも仰っていましたので、私も少し天ぷらにして、残りは蕗味噌に。エグみがなくて、苦みも穏やか。やさしい美味しさ~。休み返上して来た甲斐がこんな所に…。

告知もほどほどのオープン初日、とは言え、お昼過ぎから途切れずお客さまがいらっしゃっていました。
空知のワイナリー巡りの際には、ちょっと寄ってみてはいかがでしょう。

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この日はワイナリーの仕事はお休みでしたが、若手の井出くん、駐車場付近でせっせとお客さまをご案内中。3年目も頑張れー!

TAKIZAWA WINERY
北海道三笠市川内841-24

※直売所の営業に関しては、オフィシャルサイトなどで詳細をご確認下さい。そんなに遅い時間までは営業していないような気がします!

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今回リリースとなった、「TAKIZAWA WINERY」の全8キュヴェ
円山屋マルヤマクラス店で、販売中です!---------------------

「キャンベル・アーリー 2013 (発泡・ロゼ)」¥2,000+税
「ナイアガラ 2013 (発泡・白)」¥1,800+税
「デラウェア 2013 (発泡・白)」¥2,000+税
「旅路 2013 (発泡・白)」¥2,000+税
「シードル 2013 (発泡)」¥1,600+税
「ケルナー 2013 (白)」¥2,500+税
「デラウェア 2013 (白)」¥2,200+税
「ミュラー・トゥルガウ (白)」¥2,000+税

円山屋マルヤマクラス店 011-633-0101
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