2010年11月27日土曜日

番頭主催ワイン会、無事終了しました。


まるやまや番頭古瀬です。
11月25日に熟成した自然派ワインの会を開催いたしましたので
あらためてご報告です。

会の趣旨はこちらをご覧いただくとして、
ずらりとそろったちょい古のボトルたち。

自然派ワインファンの方ならこれらのボトルの価値というか、
興味深さはご理解いただけるかと思います。



主催のわたくし、1時間前に到着して入念に準備に入ります。
※個人的に飲みたいだけというツッコミは却下します。

まずは抜栓して状態チェック・・・・・・・・・・

4種類全てが抜栓直後、どうにもこうにもご機嫌斜め。

正直どうなる事かと思われました。

冷やしたり温度あげたりカラフェ通したりしつつ、

サーブ開始した一時間後には綺麗に開いてきてくれました。
(ほっ・・・)

















ランドロンの 2001メロニックス
9年前のミュスカデ、実は一番心配してました。ピーク過ぎてないか。
なんのなんの。果実のパワーもたっぷり。熟成から来る蜂蜜的な
ニュアンスもとても良い感じです。
アミューズに出たスープの付け合わせのユリ根にぴったりでした。



ドメーヌ・デ・グリオットのボネダン2004年
当たれば特大ホームランですが、調子悪いボトルに当たると
ただひたすら酸っぱくて飲み手は沈黙するのみ・・・な印象の(笑)
造り手です。ちなみにスタッフのノリコさんは初めて飲んだ1本目で
ひたすら機嫌の悪い瓶に当たって「この造り手苦手です」を
かつては連発してました・・・。

ありがちな揮発酸の強さもなく、予想以上に落ち付いています。
酸は強いですが、とても旨みがある酸で食べ物がほしくなります。
ミネラルの強烈さがまとまってきて味わいが練れてます。
ハーブのジュレを乗せた厚岸の牡蠣とばっちり。
ノリコさんいわく「これすごく美味しい♪これなら売れる~♪」

もう、在庫ないけどね。














ここからは赤ワイン。
ピエール・ブルトンのニュイ・ディヴレス2002年。
So2完全無添加のキュヴェ。現行ヴィンテージが2008年なので
リリースから5年以上熟成させてます。
結構、ガスってないか心配してましたが、ばっちり保ってました。
結構還元が強かったのでカラフェに移したところ、目の詰まった
果実が前面に。香りも純度が高くて綺麗です。
しかし若いです。殆ど熟成が進んでない感じですね。体感的には
2~3年くらいっぽいです。
カベルネフランの青臭さもなく、とても美味でした。



 
さて、おおトリのチュエ・ブッフのグラボット2004です!
抜栓したときに1mm位しかコルクが染みてなくて新品同様。
寝かせていたのに何たる状態のよさ!!
と感激したのですが、コンディションが良すぎたためか、
思いのほか香りが開いてくれず・・・。
味わいはメチャクチャ美味しかったのですが、残念。
前日に抜栓しておけばよかったと大後悔、、、

参加頂いた皆様~。このワインはもっと旨いんですーー!
サーブした奴が下手糞なだけです・・・




そんなグラボットに合わせたエゾシカですが、とても美味しかった♪
ワインに合わせてちゃんとソースも軽めにしてありました。



戦場と化したキッチンで腕を奮う舘岡シェフ。お疲れさんでした。



ご参加いただきました皆様の写真がことごとくピンボケで
ここではアップできませんが、お忙しいなかご参加いただき
本当にありがとうございました!!

ワイン4本試した所感としては、正直、当社セラーの管理のよさのせいか
予想していたよりもゆっくりと熟成がすすんだ感じでした。
今後も定期開催で検証をつづけていきますので、みなさまお付き合い
くださいね。


次回開催は12月。。。1月開催でしょうか?
年末に向けてお忙しい時期となってまいりますが、
日程が確定いたしましたら改めてご案内させていただきます。


番頭 古瀬

0 件のコメント:

コメントを投稿