2010年5月21日金曜日

~北イタリア ピエモンテワインと Cuccina Italiana MATU:RO(マトゥーロ)のワイン会~に参加しました!

皆様こんにちは。マルヤマクラス勤務の工藤でございます。

去る5月18日、ピエモンテ在住の奥山理恵さんを迎え、ピエモンテのワインと マトゥーロ・井藤シェフの料理を楽しむ会に 参加させていただきました。

今回は 理恵さんの会社「Wine‐Art」のみが 日本に紹介している ピエモンテの小さな生産者のワインたちばかり。ゲンメ地区、ロエロ地区、ランゲ地区のワインを なんと9種類もティスティング。

白①)ロエロ・アルネイス DOCG 2008 デマリエ社(ヴェッツア・ダルバ)

品種・・・アルネイス100%

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ピエモンテを代表する白。ロエロは昔海だった土地だけあってミネラリー。

白②)コッリーネ・ノヴァレーゼ ビアンコ DOC 2008 ロヴェロッティ社(ゲンメ)

品種・・・エルバルーチェ100%

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酸が強くてきゅんときますがオイシイ!この味初体験です。地元の脂っこいソーセージがこの酸味でさっぱりするとか。ピエモンテで白といえば、アルネイスよりエルバルーチェがポピュラーなのだそうです。

このワインの産地、ゲンメ地区はロエロやバローロ・バルバレスコのはるか北。理恵さんとご主人(赤平市出身の彫刻家・今回はイタリアでお留守番だそうです)が住む農村地帯。バローロ地区のようにレストランはおろか食料品店もないそうです(もちろんコンビニも)。

1000年もの歴史のある石造りの建物でワインの醸造をしてるんですって。

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詳しくは 理恵さんのブログ「北イタリア ピエモンテの田舎で暮らして」をぜひぜひご覧下さい!美しい写真満載で ゲンメの空気感が伝わってきてもう絶対に尋ねて行きたくなっちゃいますよ~♪

http://blog.livedoor.jp/airone0219/

さて あわせるお料理は・・・

道産豚ロースのボリット トンナートソース

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ピエモンテには海がなく 特産の米と リグーリアなどの魚(アンチョビなど塩蔵品)を交換していたそう。このトンナ(ツナ)ソースも地元の定番。

「こんなふうに北海道の素材でピエモンテの料理を楽しめるなんて素敵ですね」と理恵さん。(札幌は2度目だそうです)

赤①)ランゲ ドルチェット DOC 2007 デマリエ社(ヴェッツア・ダルバ)

品種・・・ドルチェット100%

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親しみやすいフレッシュな果実味。地元では お茶代わりに カフェで一日中飲んで良いワインだとか。

赤②)コッリーネ ノヴァレーゼ ヴェスポリーナ DOC 「ロンコ アル マーゾ」 2008 ロヴェロッティ社(ゲンメ)

品種・・・ヴェスポリーナ100%

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ノヴァーラ県だけの品種「ヴェスポリーナ」

初体験のヴェスポリーナ。ぽってりふくよかで黒コショウ風味・ほんのりスパイシー。ピエモンテのシラーって感じ?年産3000本の稀少なワイン。

温野菜のバーニャカウダ

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シンプルで美しい温野菜。バーニャカウダはピエモンテの郷土料理なんですね~にんにくアンチョビ風味のソースが ドルチェットともヴェスポリーナとも さっくり合います。

赤③)バルベーラ ダルバ スペリオーレ DOC 2006 デマリエ社(ヴェッツア・ダルバ)

品種・・バルベーラ100%

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スロベニア産の大樽で4ヶ月熟成。バルベーラの酸がいい感じにこなれて好ましい。

赤④)バルベーラ ダルバ DOC 2006 モラッシーナ社(バルバレスコ)

品種・・バルベーラ100%

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こちらはバリックで12ヶ月熟成のバルベーラ。きれいにお化粧して風味と厚みが程よい感じに。「これはおいしい~!」と参加者のどよめきが。バルバレスコ地区産だし・・・うちのショップにおいたら瞬く間に売れそう。

キタアカリのアニョロッティ 生ハムのスープ仕立て

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やさしく甘いキタアカリが卵麺の中に!スープもおいしくて飲み干してしまいます。

ボルチーニのリゾット

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これ、バルベーラで お茶碗三杯はいけそう!

理恵さんの住むゲンメの家庭ではパスタは年に数回で、毎日お米とか。リゾットは、五種類くらいあるお米をソースによって使い分けるそうです。

赤⑤)ゲンメ 「キオーソ デイ ポンミ」 DOCG 2004 ロヴェロッティ社(ゲンメ)

品種・・・ネッビオーロ 85% ヴェスポリーナ 15%

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ネッビオーロにヴェスポリーナが加わってちょっとスパイシーで可愛らしい感じに。

赤⑥)ロエロ DOCG 2005 ディマリエ社(ヴェツゥア・ダルバ)

品種・・・ネッビオーロ100%

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ロエロ地区は 川をはさんで隣はランゲ地区(バローロ・バルバレスコ)なのです。

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家族4人で栽培から醸造・瓶詰めまで すべて行うという 小さなデマリエ社。理恵さんがワードで日本語のラベルを作って 息子さんと二人で貼って 空輸するミラノの空港まで車でワインを運んでもらってと 手作り感満載!

ネッビオーロって ちょっと深遠で 静かにかみしめて味わうようなイメージでしたが これはとても親しみやすく ゆったりとまるい感じがしました。(アバウトなラベルの貼り方を見たせい?)

道産牛モモ肉ブラッサート 赤ワイン煮込み

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こんな優しいネッビオーロには ほろほろに煮込んだ牛肉がとっても合います!

甘・泡)ビルベットNV デマリエ社(ヴェッツア・ダルバ)

品種・・・ブラケット・ダル・グラッポロ・ルンゴ・デル・ロエロ

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爽やかな甘さは 運動会の定番・アメリカンチェリーを思わせます。

ドルチェ・・・ボネ

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ピエモンテ名物のチョコレートプリン・至福の組み合わせです。

4時間にわたるワイン会でしたが ゆったりと楽しめました。

こちらが、奥山理恵さんです

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コーディネイトしてくださったフードアナリストの佐藤さんはじめ

ワイン大好きなステキな女性が多数!

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「火山マイスター」さん 某局女子アナさん デューク更家のお弟子さん、ヘアデザイナーさん などなど・・・会場は女性同士の名刺交換・異業種交流が盛んでした!

もちろん男性陣も健闘!

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皆さま お疲れ様でした!またお会いしましょう~

理恵さんの会社「Wine Art」のHPもぜひご覧くださいませ

http://www.wineart-piemonte.com/profile.html

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