2009年10月27日火曜日

ある日のマルヤマクラス3

秋も終わりに近づき

そろそろ お漬けものシーズンですね。

軒下に吊るされた大根は

この時期の日本の風物詩。

沢庵 玄米漬け ニシン漬け 朝鮮漬け。

自分で漬けるとおいしいんですよね~

・・・でも めんどくさい・・・

そんなわたくしに ありがたいのがこのお店

マルヤマクラス1階・「樽政」(たるせい)さんです♪

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沢庵漬けや ニシン漬け 鮭の飯寿し しば漬けなどオーソドックスなものから オリジナルの浅漬けまで バラエティ豊か。

試食もふんだんにあってうれしいお店です。

お漬物類はすべて無化調なので 当店・円山屋の自然派ワインとの相性もGOOD!画像 028

「社長~<かぶの香味け>に合うワインって何でしょうね~?コレ試食で~す♪」と わたくし

「う~ん・・・」としばらく考え S社長が選んでくれたのがこのワイン

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「ブルゴーニュ・アリゴテ2007アラン・シャヴィー」¥1990

ミネラル感いっぱいの自然な旨み

ほのかに苦味のあるユズのような酸味

樽政さんの「かぶの香味漬け」に

完璧にマリアージュ・・・さっすが我らがS社長!!

(ちなみに我が家の夕食・湯豆腐とも好相性でした)

樽政さんでは

「たまねぎの赤ワイン漬け」もリリース予定とか。とっても楽しみです~♪

2009年10月25日日曜日

ある日のマルヤマクラス その2

いやぁ~ やりましたね~♪

我らが 日本ハムファイターズ

ついに日本シリーズ出場決定!

今シリーズ大活躍だった

スレッジ

この人・ス〇ッジ選手。見事なホームランでした!

実は、マルヤマクラスのお近くにお住まいのようで

笑顔の素敵な奥様が めっちゃ可愛い~お子様をベビーカーに乗せ

時々 「マルヤママルシェ」に お立ち寄りくださいます。

中でもお気に入りなのが このお店

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ワインショップ円山屋のお隣・すし膳「蕾亭」です

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スタッフ情報によると・・・

いつも、「トロタク」を注文し

「わさび インサイド モア」などと おっしゃるとか。

(ちなみに、トロタクとは トロとタクワンの巻物)

ス〇ッジ選手の活躍の陰に 「蕾亭」のお鮨あり!

http://www.sushizen.co.jp/

もちろん お隣のよしみ

円山屋では

お鮨にぴったりのワインも取り揃えております。

握りなら・・・

シャンパーニュのブラン・ド・ブラン

ロベールモンキュイなど

モンキュイ 

http://www.rakuten.co.jp/maruyamaya/695326/695568/695336/809469/

鯖の押し寿司には赤も

キャンティ・モンタルバーノ

(ただし トッピングの昆布とは対立するので外してくださいね・・)

キャンティ モンタルバーノ

http://www.rakuten.co.jp/maruyamaya/695326/695479/695773/856689/

そして 「トロタク」には何がいいんでしょうね~?

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「こんなのは?」と番頭・古瀬氏の推薦

新入荷・パッション・グルナッシュ¥1390

ピュアな果実味でややコクあり・トロに合いそう

ちょっとスパイシー・タクワンや インサイドワサビ

にも合うかもですね~♪

次回「コングラッチレーション」とか言いながら

奥様にオススメしてみよ~っと!

2009年10月23日金曜日

Dora di Sanguineto サングイネート ドーラ嬢

 

当店創業以来、ずっと定番で扱っているサングイネート。

ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノで伝統的な、当主のドーラ嬢の言葉を借りるならば『真面目な』ワインを造る、小さなワイナリーです。

ノービレ・リゼルヴァの2003年などは、今かなり飲み頃です。

You Tubeで彼女の素敵なインタビューを見つけましたので、ぜひ見てみて下さい。イタリア語が分からなくたって、今後あの、大きく赤く〝S”と書かれたラベルを手に取るたびに思い出せるくらいには、印象に残るキャラクターだと思います。

「サングイネートを語ること、それはドーラを語ることに他ならない」と冒頭で彼女が述べている通り、サングイネートのワインは、ドーラそのものです。

店長、ちょっと時間が見つかったら、インタビューの翻訳も載せますね。

まずは、彼女の愛すべき、皺だらけの顔と、とってもセクシーなガラガラ声だけでも聞いてみてください。

。。。。(ちょっと時間見つけました)

DORA ドーラ
"Sanguineto….che dire…..(頭をかきながら)
  Parlare di Sanguineto e’………e’ parlare di Dora.
  Il suo amore per il vino.”

「サングイネートについてって…なんといえばいいか…
サングイネートについて語ること、それは、ドーラについて語ること。
ワインへの愛について、を」
(突然照れて「や~~~はずかしい」とカメラに寄ってくる)

Sanguineto サングイネート (0’25”)
「人生においては、誰もがそれぞれに目標を持っているでしょう?…そこにたどりつきたいというような。
わたしだって若い時は世界中を放浪したり、まあいろいろやんちゃなこともしてきたけれど、サングイネートという場所において、わたしはわたし自身を実現しようと試みてきた。

ワインというものを通してね(Attreverso il vino)。

作品に、わたしのサインを残すみたいに、ね?」

Il Vigneto ぶどう畑 (0’57”)
「(最初の剪定作業のため)畑のある丘に足を踏み入れ、頂上を見上げた瞬間「わたしあんなところまでたどりつけるわけない」って思った。

だからくるりと背中を向けて、目の前に果てしなく広がる(モンテプルチャーノの)風景を眺め、そのままバックギアーで進むことにした。

さっきの恐怖を持たずに仕事を進めているうちに、いつの間にか頂上にたどり着いていたってわけ。」(中略)

「剪定が終わった最後の日、家にやっと辿り着いて、わたしはボロボロに疲れてて…でもその夕暮れ時の田舎の匂い、音…全てが帳消しにされてしまう。

音の沈黙…失礼、〝沈黙の音”って、聞いたことない?」

Il Vino ワイン (1’53”)

「わたしはトラディツィオニスタ(伝統主義者)なので、もちろん、伝統にぴったり寄り添ってワインを造ってる。代々譲りうけてきた伝統を、守り続けていきたい。そのために努力してる。誰かに語り継がれることを祈ってね。

わたしが教えられたことを、わたしなりに解釈し、時に洗練させ…それはまあ第三者が決めることだから知らないけれど…それらを全て、

…すべて一本のワインのボトルに送り込んでいる。」


インタビューは以上で終わっています。

始終、長い髪をくしゃっとさせながら頭をかき、照れながら話をしているドーラが、とても印象的です。

シチリアのフランク・コーネリッセンが、
「彼女が10歳若かったら、結婚したいくらいだ。
最高にエレガントな女性だと思う。」 と、彼女を評していました。

ラ・ビアンカーラのアンジョリーノ先生(ただし彼はドーラを「たいしたタマだ!」というやマッサ・ヴェッキアのファブリツィオもひと目ぼれなのですから、ワイン業界の人気を独り占めですね。

人生の酸いも甘いも知り尽くした、大人の魅力です。

2009年10月22日木曜日

Cucina Toscana Tradizionalissima!!

『円山屋ワインと食の小旅行 Vol.6 トスカーナ編』のメニューが決まりました。

もちろん

トスカーナ伝統料理

です。そりゃあもう、王道を行かせて頂きます。

 

だって、ワインも直球ド真ん中の、伝統的サンジョヴェーゼばかり。

おお、ここはフィレンツェか?はたまたシエナか?とみまごうほどの完璧マリアージュを演出してしまおうじゃありませんか。

今回は気合の入り方が違います。かなり鼻息荒いです。

ぶもも、ぶももおお~~~っ!猪突猛進!!
イノシシだって出てきちゃいますよ。

…そう、本当にイノシシくん登場。。。ぶもも。

トスカーナといえば、Cinghialeちんぎゃーれですもの。ぶもっ。。。
cinghiale

 

では、気になるメニューを発表…ぶもっぶもっ(←しつこっ)

 

Menu’ Tradizionale Toscano

 

Antipasti toscani: 前菜

  Finocchiona Toscana フィノッキオーナ

  Pecorino Toscano ペコリーノ トスカーノ

  Crostini di Fegato レバーパテのクロスティーニ

  Guanciale グアンチャーレ

Zuppa: 温かいスープ
  Ribollita リボッリータ

Primo:プリモ(パスタ料理)
  Pici al ragu’ di cinghiale イノシシのラグーをピチで

Secondo:セコンド(メイン料理)
  Tagliata di Manzo alla brace 炭焼き牛のタリアータ

Dolce:
  a sorpresa サプライズデザート

Per Vinsanto:ヴィンサントのおともに…
  Cantucci toscani カントゥッチ

サンジョヴェーゼ三昧のワインリストは、10月8日の日記をご覧ください。

このワイン、このお料理で8000円…はすごい…!

ちなみにピチとはトスカーナの超伝統的ロングパスタで、日本のうどんのように太く、食べ応えのある手打ちの麺です。麺に存在感があるため、イノシシのミートソースのように個性の強いソースを合わせるのが伝統的です。

また、リッボリータの『リ』とはふたたびを意味し、ボッリータとは煮た、という意味の言葉。つまり再び煮た、という料理なのですが、硬くなったパンと沢山の野菜、豆などを煮込んで食べる、素朴な農民料理。家にあるありあわせの食材に、硬くなったパンを毎日少しずつ足して煮返す、いわばリサイクル料理です。そんな貧しいお皿を、シェフがどのようにアレンジするのかとっても楽しみですね。

さあみなさん、ぜひ一緒にトスカーナを満喫しましょう!
(Web店長サノヨーコ)

 

『円山屋ワインと食の小旅行Vol.6 ~トスカーナ編~』

11月1日(日)18:30スタート(18:00開場)

お1人様8000円(料理・ワイン、税、サーヴィス込)

Cucina Italiana MATU:ROにて。

24名様限定ですのでお早めにお申し込みください。

お申し込みは633-0101MARUYAMAYAまで。

2009年10月20日火曜日

ある日のマルヤマクラス

ファイターズ・リーグ優勝セールも終わり

なんだか寂しいので

お向かいの テルツィーナさんに遊びに行きました

「イタリアンのお惣菜はいかがですか~?」

画像 008

いつも元気! 看板娘・ユリカちゃん

「マルヤマクラスのドンナ・セルバーティカ」と呼ばせていただいてます♪

ドンナセルバーティアk

「新商品のキッシュが焼きあがりました~!」 う~ん、いい香り♪

何種類かあるテルツィーナさんのキッシュはほんとにおいしい 飽きのこない味です。

ユリカちゃんのイチ押し!

画像 001 

合わせるワインは

赤なら 北イタリアのネッビオーロとか

nebbio-ro

http://www.rakuten.co.jp/maruyamaya/695326/695479/695571/856686/

白なら 今 「スペインフェア」で売り出し中のBASA(バサ)なんかも合いますね~。

随時 テルツィーナさんとのコラボ・試飲&試食も行っております。

地下鉄円山公園駅6番出口直結・

マルヤマクラス1階「マルヤマ・マルシェ」に

お立ち寄りくださいませ!

明日から気合入れて

「ファイターズ・クライマックスシリーズ熱烈応援セール」も行います!

2009年10月17日土曜日

3周年、じゃなくて2周年だよ!

Web店長 あどヨーコです。
本日はMARU:NI出勤。窓ガラスを掃除していて突然落書きがしたくなり、あどちゃんに変身してみました。

maruni2ndanniversary

MARU:NIの2周年フェアー(さきほどMARU:NI石ちゃんに、3周年ではなくて2周年だよ!と突っ込みを。確かにボジョレーは3度目ですが…わたしより計算弱い子がここにいた!ホッ。)のアドウインドウです。
*10月15日の日記のMARU:NIが3歳になります!は2歳になります!に訂正させていただきました。

11月1日から15日までのサンクスディナー。この内容で5000円はすごい!わたしも家族で来たいです。。。皆さんもぜひお越しください。

2009年10月15日木曜日

マルニが2歳になります!

皆様に支えられ、マルニが11月3日をもちまして3年目を迎えます。その感謝の気持ちをお料理で表現すべく ご用意させて頂いた期間限定スペシャルコースです。 お1人様 5,000円 11月1日~15日 (前日まで要予約)

マルニ2周年スペシャルディナー

前菜

厚岸産生牡蠣と白老和牛のミーフュメ

スープ

青森産菊芋と手長海老のヴルーテ

魚料理

本日の魚料理

肉料理

仏産仔バトとフォワグラのシューファルシ 山ブドウの赤ワインソース

デザート

ダークチェリーのクラフティ

エスプレッソ パン付。(尚、お料理は変更がある場合もございます)

2周年ディナーのあとは・・・・・

今年もやってきました。ボジョレーヌーヴォー!!!

マルニは、とにかくワインを楽しく飲んでいただく為のお店。そして、ワインを堅苦しくなく、ヨーロッパで飲まれているようにごく気軽な、身近なものと感じてもらえるようにご紹介するためのスペース。

また今年も新酒が届くというだけで大騒ぎする立派な口実。そんな楽しくにぎやかで、温かな雰囲気の中皆様のお越しを心よりお待ちしております。

11月19日(木)19時~21時まで入場、23時終了。

お1人様4,000円(先着50名様) 要予約、立食:ビュッフェスタイルです。

ご好評につき、お早目のご予約をスタッフ一同お待ちしております。

(マルニ石田)

2009年10月14日水曜日

11.1ワイン会 追伸

 

大変失礼いたしました・・・二つ前の記事、トスカーナのワイン会の料金がぬけて

今お客様からのお問い合わせの電話をいただき

初めて気づきました・・・

ほんとうにヌケてるわたくしたちですみません(汗)

料金はおひとり様8000円(税・サービス料・ワイン・お食事代込み)でございます

お席あとわずかです!

ふるってご参加くださいませ。

2009年10月10日土曜日

ファイターズ優勝セール@マルヤマクラス

写真サイズ福江のコピー

バローロ5000円→2500円

バルバレスコ4000円→2000円

おかげさまで爆・売れてます!

お早めにマルヤマクラス1F・ワインショップ円山屋まで。

2009年10月8日木曜日

偶然?それとも??

「福江くーん、ファイターズ応援セール用※に買い付けたバローロに値付けしてーー」と私。「社長、値段はお幾らですかぁ??」とスタッフ福江くん。

こうした、何気ない日常にも“笑いの神”が潜む円山屋マルヤマクラス店。

 

「おぉーーッ、ちょっとボトルを持って立ってもらえないか!」

 

001

 

 

福江くんが、このエチケット(ワインのラベル)に合わせてこのセーターを着てきた訳ではありません・・。それにしても偶然とは思えん・・・

『円山屋ワインと食の小旅行Vol.6 ~トスカーナ編~』

店長サノヨーコです。

毎月第一日曜日の恒例ワイン会、11月は1日に開催いたします。

今回は、トスカーナ!への小旅行です。
イタリアが好き!という人には、トスカーナにあこがれて…という方も多いのではないでしょうか?
toscana1 firenze

イタリアの、もっともイタリアらしい風景が広がる、トスカーナの丘陵地帯。

どこまでも似たような丘が続く…ように見えますが、
実はそれぞれの地区で大きく風土が変わります。
トスカーナは広いのです。

色々悩みましたが、やっとワインが決まりましたのでご報告いたします。

 

Lista dei vini ワインリスト

(ワインは予告なく変更になる場合があります)

1白:V.d.T. ビアンコ2007年 パーチナ
     :V.d.T. Bianco 2007 Pacina

2赤:I.G.T.トスカーナ ロッソ2007年 モンテセコンド
     :I.G.T. Toscana Rosso 2007 Monteseondo

3赤:D.O.C.ロッソ・ディ・モンタルチーノ 2003年 イル・コッレ
    :D.O.C.Rosso di Montalcino 2003 Il Colle

4赤:D.O.C.G.カルミニャーノ2005年 ファットリア・ディ・バッケレート
    :D.O.C.G.Carmignano 2005 Fattoria di Bacchereto 

5赤:D.O.C.G.ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノ 2004年
       サングイネート
    :D.O.C.G.Vino Nobile di Montepulciano 2004 Sanguineto

6赤:D.O.C.G.キャンティ・クラッシコ リゼルヴァ ヴィーニャ・デル・ソルボ     1994年 フォントディ
   :D.O.C.G.Chianti Classio Riserva Vigna del Sorbo1994 Fontodi

(8)デザート:D.O.C.ヴィン・サント・デル・キャンティ 1997年 パーチナ
     :D.O.C. Vin Santo del Chianti 1997 Pacina

 

キャンティ地方のど真ん中で造られる自家消費用の白ワインを
アペリティフ代わりに楽しんだ後は、

ひたすら、サンジョヴェーゼ。

4つのワインを同時にテイスティングしていただくのですが、
ブラインドといっても、ワインをあてることが趣旨ではありません。

あくまでも、先入観を持たずに飲んでいただくことが目的です。
(もちろん当たれば嬉しいというのはわかるのですが…)

どれが何であるかをあてようと気合を入れるより、
それぞれがどう違うかを自分なりに感じてみてください。

同じ州の、同じブドウでここまで個性が変わるのか、
と驚いていただければ狙いは成功です。

 

…え?6の後飛ばしてる?7が抜けてるじゃないかって?

いつも抜けている店長ですが、今日は違いますよ!
ちゃんと抜け目なく,わざとひとつ空けてあるのです。

それに良く見てください。8には()がついてるでしょう?

そう、実はこの他にもワインをご用意しているのす。
…しかも、とっておきのやつをね。

希望者のみ別料金 (2500円プラス)で、サプライズワインを開けてしまおうと思ってます。

サプライズといっても、トスカーナ特集で、これだけのワインが出揃って、
それでも、さらにまだ開けなければならないとすれば…
おのずとわかろうというもの。

そう、トスカーナの、いや、イタリアワインの、といった方が正しいでしょう。
最高峰に君臨する、あの憎らしいまでに自信家のおやじが造るワイン。

せっかくですから、彼がいうところの「雑魚ども」がどこまで渡り合えるか、
じっくり飲み比べてみましょうじゃありませんか。

『円山屋ワインと食の小旅行Vol.6 ~トスカーナ編~』

11月1日(日)18:30スタート(18:00開場)

です。

Cucina Italiana MATU:ROにて。

24名様限定ですのでお早めにお申し込みください。

お申し込みは633-0101MARUYAMAYAまで。

2009年10月5日月曜日

10.4ボルドーワイン会@maru:ni終了しました!

「円山屋・ワインと食の小旅行」も おかげさまで5回目。今回は いよいよ 「ワインの女王」ボルドーへの旅です。

ご案内役を仰せつかったわたくしは悩みました。

「ボルドー=ワイン通なオジサマ」

厳しい突っ込みにどう対処すべきか?

・・・そうだ、川島なお美♪

「私の体には カベルネソーヴィニョンが流れている」という 川島なお美を目指そう!と思いたち、

毎晩 職場でワインを購入・血液をカベルネ化しました。

特にチリ(1090円)と イタリア・ロンバルディアのカベルネ(2490円)は激ウマ! 一晩に一本ペース。(ワインショップ円山屋にて販売しております♪)

これで万全!

ところが、フタを開けてみると・・・

お客様16名さま中、女性が14名。会場はのっけから和気藹々・・よかった~♪

店内風景

①泡・・・キュヴェ・ロワイヤル クレマン・ド・ボルドー ブリュットN.V.(ジャン・ルイ・バララン)

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セミヨン60%のこのクレマン・ド・ボルドーはじんわり滋味があります。

ムール貝とカリフラワーんのムース

カリフラワーのムースの上に やさしく火を通したムール貝、上に オマール海老のコンソメジュレをかけた前菜。海老や貝の味はしっかり・だけど磯っぽくないのがmaru:ni流。

ムスーとムースとムスカデル・香りと食感一体感。

②白・・・シャトー・カルボーニュ・ブラン‘05
(ペサック・
レオニャン/クリュ・クラッセ・ド・グラーブ)

カルボーニュボトル

さすが2005年!かなりポテンシャルあり。ゆーっくりゆすって飲みましたが、パキパキ元気です。あと5年10年おいとくと まるーくとろりとなるのかも。

サンマのミキュイ

料理は 「サンマのミキュイ(半生に火をいれたもの) トマトとなすのロースト・パイ生地仕立て」

オリーブオイルを刻んだソース・バルサミコソースに 絶妙な火加減のサンマをつけて頂くと

若いカルボーニュの苦味・酸味が優しく変化。

この秋 市内あちこちのイタリアン・フレンチで出されたサンマ料理のなかで 一番美味しかった!とおっしゃるお客様も。

③赤1・・シャトー・タルボ‘06(サン・ジュリアン4級

カベルネ・ソーヴィニョン66%、メルロー26%、プティ・ヴェルド5%、カベルネ・フラン3%

きました左岸・・・カベルネ・ソーヴィニョン!しかし、このセパージュではまろやかさと果実味がなんとも見事に調和して2006という若さでも かなり美味しいんです。

まぐろのほほ肉 のコピー

合わせる料理は「マグロのほほ肉のソテー・赤ワインソース・ピペラド添え」

ピペラドは、赤ピーマン・トマトを煮込んだバスク地方の料理。ボルドーの家庭の常備菜だそうです。カベルネの酸と合います~♪

マグロの頬プリプリ!肉料理と思ってしまいそう。

④赤2・・クロ・デ・ジャコバン‘97
(サンテミリオン・グランクリュクラッセ)

クロデジャコバン のコピー 

「クロ・デ・ジャコバン」ってものすごーく知名度が低いんです。NETで調べても全然データがない・・・

しか~し!

円山屋の我らがS社長、番頭古瀬氏オススメの本

ジェラルド・アシャー著「世界一優雅なワイン選び」(集英社文庫)は、この蔵を かなり評価してます。

たぶんミシェル・ローラン&ロバート・パーカー好みのツヨツヨ味ではないんだろうな・・・

でも97年って・・・まさか昇天してませんよね?この数日間それだけが心配でした。

ところが全然大丈夫!グラスに注いだ端から部屋中に広まる芳香・・・バラとかブラック果物系とか茸とか。

そして味は・・・滋味たっぷりで柔らかくてきめ細かくて・・・ボルドーじゃないみたい!

画像 021 のコピー

「ウズラのコンフィ じゃがいもと茸のソテー エシャロットソース」

このソースは maru:niの定番ですね。「マルニしょうゆ」ってカンジで万能・・・ほっとする美味しさ。

ウズラのコンフィさ加減といい つけあわせのエリンギやマッシュルームといい 優しい「ジャコバン97」にぴったりでした。

⑤甘・・・ラフォリ・ペイラゲイ‘96(ソーテルヌ1級)

「おお~っーセメダイン!」「シンナー」「除光液」「ビニール風船」などなど、アラフォー女性5人チームの素敵な香りの表現・・・なんたって貴腐ワインですから。

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しかし、このデセール「洋ナシのコンポート バニラアイス添え」を口にしたとたん・・・至福のうめき声が!

決め手は アイスの上にかけた「れんげはちみつ」

長尾シェフが ワインの味を見てみて、ヒラメキでかけてみたそうです。本日のベストマリアージュ!

おかげさまで 素敵で美味しいワイン会となりました。

参加された皆様ありがとうございます!

(ムダにながいblogにお付き合いくださったみなさま・・・感謝でございす!)

次回は11.1(日)@mat:uro イタリア・トスカーナを予定しています。詳細は追ってUPいたします!

(工藤)

2009年10月3日土曜日

Fromageフロマージュ、Formaggioフォルマッジョ、Cheeseチーズ。。。。が食べたい!

 

秋です。ウチビールの季節は去り、にわかにウチワイン♪が楽しい季節になりました!

家でゆっくりワインを飲む時には、あまり気張って料理せず、しっかり焼いてある皮が香ばしいパンと、たっぷりのサラダと…美味しいチーズが少しあればいいなあ、なんて思う怠け者です(でも結局真夜中にパスタで腹ごしらえしたりする羽目になる。だったら最初からつくればいいのに…)。

こんにちはWeb店長サノヨーコです。最近はMARU:NIに出没。
frigo di formaggi 
冷蔵ケースが、新着のチーズでひしめいているのをみて、久しぶりにカルブルーとゴールデンゲルが食べたくなりました。懐かしいなあ。
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実をいうと、このふたつのチーズはイタリアはアルトアディジェ州の今は無き名店、Pichlerピクレルのシェフ、ハンシ・バウンガートナーが経営するチーズ屋さん、De Gustデ・グストのオリジナル商品。全くの偶然なのですが、わたくし店長が1年間働いていたお店なのです。

ハンシはイタリアで知らない人はいないほどの有名シェフで、別名チーズ博士。チーズのプロフェッショナルとして国内外で数々の賞をとっているだけでなくテレビのグルメ番組の常連でもあり、人気者なのですが、本人も相当なチーズ好き。一緒に働いているときに朝(!)昼晩とチーズをしっかり3,4種類食べていたのには驚きました。ハンシは自分でチーズの熟成もおこなうラボを併設したショップを持ち、小売のほか全国の有名レストランにもチーズを卸しています。

小さな牧場と契約してチーズを仕入れ、天然の洞窟やセラーでチーズを熟成させるのですが、干し草や無農薬ハーブ、フルーツブランデーなどの風味をつけて熟成させるフレーヴァーチーズも豊富に造っていてかなりのバリエーションを持っているのですが、なにせベースのチーズがしっかりしているのでどれもこれも驚くほど美味しい。今年久しぶりに工房を訪れると、第二次世界大戦で実際に使用されていたプンケル(防空壕)を借り受け、チーズの熟成庫に改築していて仰天しました。やることが半端じゃない。

今回入荷のゴールデンゲルは、標高の高いところでの放牧乳100%で作られた地元産のブルーチーズを、ゲヴルツトラミナー、モスカート、ノジオラというこれまた地元の主要品種のパッシート(干しブドウでつくるスイートワイン)の搾りかすの中に漬けこんで風味を移したもの。何がすごいって、搾りかすがチーズに風味を与えるだけでなくチーズの塩分まで吸い取ってくれるので、チーズがよりまろやかに甘く仕上がること。クリーミーな中にちゃんとワインの酸味が感じられ、後味にフルーティーなふんわりした香りがいつまでも続きます。青カビチーズは苦手、という方の多くは、香りより塩分にやられてしまうのではないでしょうか?

そしてカルブルーCARUBLU。カカオCacao、ラムRum(Rhum)、ブルーチーズblu cheeseの頭文字をとっています。ラム酒とカカオ豆を細かく挽いたものを交互にまぶして熟成しているもので、鮮烈なお味です。ほんとにチョコレートとかカフェのリキュールの味。しかも甘ったるくないかなりドライな。

前々から、こういうまぶして熟成するタイプのチーズを試すたびに不思議に思っていたのは、外側にまぶしてあるだけなのにチーズの中心部まで味がしっかりしみるんですよね。外側の皮までたべられてしまいます。口に含むとみなさんかな~り驚いた顔をしてくださいます。

こんな鮮烈な香りのチーズって食べたこと無い、という風に。

本日のお土産は決まったので、あとはワインだな。チーズにはなんてったって白ですよ。うるさいしゃっちょうSも近くにいないので、勝手に一本しか在庫のない貴重なSさんのワインを社販で♪買って帰ろうかと思っています。あとで文句言わないでね。

これらのチーズは、レストランMARU:NIでも召し上がれます。

ディナータイムのチーズは1種類600円~。3種類盛り合わせ1500円、5種類1800円ですので、チーズ好きな方は5種盛りがお得ですね(種類は全種ご指定いただけない場合があります。ご了承ください)。

もちろん、MARU:NIワインショップでご購入も可能です。
ゴールデンゲル50g600円、カルブルー50g690円のほか、めったに入荷しないフレッシュシェーブル、サントモール・ブランも4分の1カット(約90g)720円とおススメです。このまっ白い山羊のフレッシュチーズはフランス・ロワール地方のもので、クセがなくとってもクリーミー。生ハムやサラダとあわせたりするだけでなく、ハチミツやジャムを添えればそれだけで上質なデザートの出来上がりです。ぜひ試してみてください。
(サノヨーコ)

2009年10月2日金曜日

ラ・サンテさん“秋の収穫祭”に参加してきました。

シルバーウィークは、いつも大変お世話になってるフレンチレストラン『ラ・サンテ』さんの恒例“秋の収穫祭”に参加しました!

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懇意にしている農家さんが手塩にかけて育てた野菜、肉、卵をふんだんにつかったお料理の数々!写真にはありませんが、とうもろこしも炭焼きで沢山用意してましたよ。

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自家製トマトジュースもすっごく美味しい!!

また来年も楽しみにしてまーす!