2009年8月28日金曜日

マトゥーラナイト 2009年9月17日開催決定!!

マトゥーラナイト

今年最初のマトゥーラナイト、今回はフランスを含めイタリアワイン約60アイテムをご用意。フリーテイスティングの他、グランヴァンの量り売りももちろんご用意しております。井藤シェフのビュッフェ、食べ放題は魅力です!

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2009年9月17日 thu
19:00~21:00(先着40名様限定)
立食形式:おひとり様 5,000円 (お料理: ワイン料金込み)
*当日グラスでお好きなものをフリーテイスティングいただけます。
ご予約:CUCINA ITALIANA MATU:RO 011-241-0707まで。
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【おことわり】
ワインは種類により、1本しかご用意できないものもございます。
コルク臭などのトラブルにより予告なく変更・キャンセルさせていただく場合もございます。量り売りグラスワインはなくなり次第終了とさせていただきます。どうしてもテイスティングしたいものはお早めにオーダーいただきますようお願い申しあげます。

なお円山屋でもご予約承りますので、どしどしご連絡お待ちしております!011-633-0101まで

先週末はセロスにやられた。

前に書いたブログ、こうして見ると「ただ飲んでるだけー」という感じに仕上がってますが、しっかりワインの味筋を体に叩き込んでますのでご心配なく。ただ言葉のボキャブラリーが少ないのか、昔ほど比喩というものに素直に反応が出来なくなったせいか、ワインの感想を上手に表現出来ずプロとして申し訳ない!と思います。

ワインに対して直感や体得が信条と言えばそれまでですが、魅力をもっと伝えることが出来たら幸せですね・・。

さてさて、先週末のワイン会も同じメンバーでの開催です。これ以上のワインは今年はもう飲めないであろう豪華ラインナップ。ただ、その〆まで体力がもつかどうか?ちょっと限界に挑戦しています。

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というわけでジャック・セロスですね。今年に入って何本目でしょうか?今回はブリュット(デゴルジェが2001年だったはず)とブリュット・イニシャルの飲み比べ。このブリュットのほうは私が「まるどら」にいた頃に購入したものでしょう。なみ喜さんにはその頃からお世話になってます。で、セロスですが、その美味しさといったら!シャンパンのみならず、白ワインも含めてこの味筋を追っていけば良い!という最小公倍数のような作り手です。

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白はコルトン・シャルルマーニュの飲み比べです。最高峰といって過言ではないフェヴレイと、これまた珍しいルーミエの登場。

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赤はエスモナンのグリオット・シャンベルタン 1990から写真のとおり。妖艶な古酒の雰囲気をすでにまとった1990年も良いですが、ルネ・ルクレールの1992年も素晴らしい。

と、ここで場所を変え2件目へ。そこでグロフィエのクロ・ド・ベーズとルソーのシャンベルタン 1997などを飲む訳ですが、なんと爆睡。。。

グラスにつがれた瞬間は起きてしっかりテイスティング(きっちりワインの記憶は残ってる)しましたが、、寝てしまうなんて本当に恥ずかしい失態を犯してしまった、、。

またまたワイン会。其の記録などなど

ちょっと忙しくなると、とたんにブログの更新を忘れてしまうわたくし。そういえば昔から日記は苦手だったと記憶しております。

その伝統を長男(幼稚園年長)はしっかりと受け継ぎ、夏休みの絵日記に相当苦労してたみたいです(おいおい、あんなに色々連れてったのに、ネタに困るんじゃないっての!)

さて、相変わらず毎晩ワインを飲んでおりますが、やっぱり先週も凄い会が目白押しでした。今回はその総集編ということで。

まず なみ喜 さんにてジャズワイン会。オーナーの粋な計らいが随所にちりばめられた素晴らしい会。今回はかなり足早に「繰り広げられ」ました。

004  005今回のテーマはムルソー村。フランスが世界に誇る、辛口白の指標となるワインですね。

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新進気鋭から老舗まで一挙に飲み比べ。それぞれの個性をしっかり捕らえる訓練のような流れが続きます。勉強になります、ハイ。

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出ました「ムルソーの二大巨頭」。コシュ・デュリは赤も素晴らしい。

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心地良く酔ってまいりました。ここからピンボケの嵐。ニコラ・ポテルの古酒は1990年、後ろに写るキッチンペーパーはご愛敬ということで。

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写真の他、アルベール・グリヴォーの1er クロ・ド・ラ・ペリエールのヴィンテージ違いやピエール・モレのポリュゾ、ドミニク・ローランなども。

この翌日もワイン会は続くのです・・・・。

2009年8月22日土曜日

ワインと食の小旅行Vol.4~シチリア編~

9月6日(日)にCucina Italiana MATU:ROで行いますワイン会:
円山屋ワインと食の小旅行Vol.4~シチリア編~ のメニューとワインが決定しました!北海道とほとんどかわらないほど広いシチリア島の東西南北からまんべんなく伝統的料理、土地を代表するワインを選りすぐり、最強の組み合わせでお送りできます。

残席わずかに2名さまとなっております。お早めにお申し込みください。

なお、8月27日にMARU:NIで行います番外編、ショップの古瀬がご案内するロワール自然派めぐりの会は、おかげさまでご予約で満席となりました。ありがとうござます。

 

円山屋ワインと食の小旅行Vol.4
~シチリア編~

Menu'メニュー

Antipasti Freddi:Peperonata e Mozzarella
冷たい前菜:ペペロナータとモッツァレッラ

Antipasti Caldi:Arancini di sardina e minestra alla Siciliana
温かい前菜:鰯のアランチーニとシチリア風ミネストラ

Primo piatto:Cavatietti con Bottarga di Muggine
プリモ・ピアット:カヴァティエッティのボッタルガソース

Pesce:Pesce spada alla griglia con salsa "Conca d'oro"
魚料理 :メカジキのグリル コンカドーロソース

Carne:Spezzatino di agnello con cuscus
肉料理:仔羊肉の煮込み クスクス添え

Dolce:Cassata
ドルチェ:シチリア風カッサータ

 

Lista dei vini  ワインリスト

Murgo Spumante Brut Metodo Classico N.V.
ムルゴ スプマンテ ブリュット メトド クラッシコ

La Carabretta Sicilia I.G.T. Carricante 2006
ラ・カラブレッタ シチリアI.G.T. カリカンテ 2006年

Frank Cornelissen Susucaru 2005
フランク・コーネリッセン ススカール 2005年

COS Cerasuolo di Vittoria 2007
コス チェラスオーロ ディ ヴィットリア 2007年

La Carabretta Etna Rosso 1999
ラ・カラブレッタ エトナ ロッソ 1999年

Marco de Bartoli Vecchio Samperi 10anni
マルコ デ バルトリ ヴェッキオ サンペーリ 10年

チリピノ1290円 美味しい~♪

やったぁ~ 今夜は 夫と子どもたち 留守~

家に帰って おひとりさまDVD三昧ですわ!

シチリアのワイン会も近いから 「ニュー・シネマ・パラダイス」でも見ながら・・・

ワインは やっぱシチリアの 「エトナロッソ」とか?

いやいっそ「〇〇〇」とか?

チト高いけど ま いっか~夫もいないし~♪と目論む私に・・・

「ひと~つ 夫の生き血をすすり」

「ふた~つ 不埒なワイン三昧」

「天に代わって鬼退治いたす!」とばかりに

エプロンつけて生まれたエプロン侍・・・もとい

円山屋の鬼番頭・エフ氏が勧めてくれたのが

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「パヌール ピノ・ノワール・ リザーヴ・ オーク エイジド2008」

なんと 1290円!

チリという南の土地で、しっかりと熟したブドウで作っているのが、わかるんです・・・

ボディの厚み 果実味 透明感。

ダシの旨み・ミネラル・酸味一体・・おいしい~!

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「インゲン・にんじん・こんにゃく・昆布の炒め煮」が しみじみ合いました♪ だしの利いた 和のお惣菜に好適ですね!

このほか 「おさいふにやさしい1000円代のデイリー赤白ワイン」新着がいっぱいです。

マルヤマクラス「ワインショップ円山屋」にて 皆様のご来店 心よりお待ち申し上げております♪

(工藤)

2009年8月19日水曜日

個人的に参加したワイン会の記録です。

ウコンかヘパリーゼが手放せない(飲んでませんが)今週のワイン飲み会、その第2夜が昨日開催されました。福島から大切なお客様をお迎えしてポイヤックを飲み比べたのも束の間・・・、今回は偉大なブルゴーニュ特級畑の飲み比べ。・・・ワインは今年一番の内容かもしれません。

 

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まずはシャンパン、今回はエグリ・ウーリエのミレジムです。手前が1999年、奥の濃い色合いは1989年です。エグリ・ウーリエはこの5~6年で瞬く間にトップオブトップに登りつめましたね。

 

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どうですか!この粘性!白の飲み比べはシャプティエとギガルのエルミタージュ単一畑物。写真のギガルの圧倒的なエキス分の強さに皆様心底驚かれた様子。シャプティエは約20年熟成させたとは思えない若々しさ。後10年は熟成するでしょうね。

 

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料理はこの日のために気合いを入れたことが分かるものばかり。ワインに負けないようにというシェフの思いが伝わってきます。ワインのラインナップを聞いて相当悩んだことでしょう。本当に頭が下がります。

 

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そしてブルゴーニュの特級畑を。いずれも偉大なグランヴァンばかり。全てをお伝えするのはちょっと気が憚るので写真だけ公開致します。。

風情ある店のしつらえ、サービスの心地よさ(素晴らしいです)、かけがえのない時間を提供してくださったコム・シェ・モア様、本当に有り難うございます!

そしてお誘い頂いたT様ご夫妻、いつも本当に有り難うございます!

2009年8月18日火曜日

由仁サフォーク仔羊とポイヤック in MARU:NI

先週からワイン会ばかり続いている私ですが、昨日は久々にボルドーばかりの会を満喫致しました。

そのボルドーに合わせ、MARU:NI自慢の由仁サフォーク仔羊だけのフルコースを堪能(要予約です)。これが美味しかった、、。

まずはシャンパンで乾杯。本日は主催の方が同業の某さんですので、お勧めのジャクソンを2種。スタンダードとミレジムを飲み比べ。

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会に先立ちMARU:NI ソムリエール石ちゃんの一言 「なにか食べられない食材などございますでしょうか?」 との問いに

「私、羊が駄目なんです」と軽く冗談を言うものの、笑顔でスルー。

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前菜一品目は内モモ肉のカルパッチョ。内モモ肉の一番美味しい食べ方、これにパルメザンチーズが旨みをグンと引き立たせてます。内モモ肉は脂肪分も少ないし羊の香りもしないので、羊が苦手な方にはお勧めです!といってもこの会に参加した方に羊が苦手な人はいないと思いますが・・。

 

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前菜2品目はタンと胃袋のミネストローネ ピストゥー風味。タンが絶妙に美味しい!今度、タンだけで1品作ってほしいと思ったのは私だけでないはず。

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ポイヤックの飲み比べ、まずはグラン・ピュイ・デュカスの2000年とラコストの1995年。シルキーなテクスチャーのデュカスといかにもカベルネらしい酸とタンニンがしっかりなラコスト。それぞれの個性は年のせいによるものなのか?

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レバー、ハツ、ハラミ3種のサラダ仕立て。レバーももちろん美味しいのですが、ハツは本当にみんなに食べてもらいたい、としみじみ思う。ところでポーチドエッグはやっぱりレバーと一緒に食べるとレバー独特の香りが和らぐのでしょうか?

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ポイヤックといえばやはりラフィット、今回は2003年のセカンド、カリュアドです。やっぱり2003年、ふくよかで芳醇な味わいです。まだ飲むにはもったいないかもしれません。

ここで突如ブラインドテイスティング。ブルゴーニュというのは事前に情報公開してました。さてさて香りは・・、一流どころにしか感じない凝縮した赤いフルーツ、ヴィンテージは2000年前後でしょう。味わいにも円熟した旨みが感じます。やや木目に粗さを感じるのでおそらく1級よりも下、、。というか作り手と村を当てるのはかなりしんどいんですけど・・。

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ロベール・グロフィエ ジュヴレ・シャンベルタン 1999

という訳で正解者ナシ。これは先週マトゥーロで開催したグロフィエ 2005水平テイスティングにちなんでのこと。主催者にしてやられました。

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首肉のガイエット ローズマリー風味。いわゆるハンバーグやつくね、と言えばお分かりかと。下に見えるのはキャベツ、これがガイエットと一緒に口に含むと甘いのなんの。色々な部位を色々と考えて調理する長尾シェフ。

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そろそろポイヤックもトップギアに入りました。ラランドの1997とバロンの1999を飲み比べ。エレガントなラランドも素晴らしいですが1999のバロンはこの日絶好調に旨い。この1999は見つけたら即買いです。

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ポイヤックの最後を飾るに相応しいのはラトゥール、ヴィンテージは1983年です。ラトゥール単体を飲むだけでも幸せですが、料理とのマリアージュで会のテンションは上がる一方。。

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骨付きロースのロースト ジュダニョーのソース。ソースは仔羊の骨から出汁をとったもの。ラトゥールとのマリアージュに相応しいメインとなりました。

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追加の食後酒はこちら。デザートの桃のソルベに合わせるつもりでオーダーしたのはフランス、ルーション地方の甘口微発砲白。そしてアンジョリーノのレチョートso2無添加バージョンを食後のチーズ、カルブルーにあわせて。ワインも素晴らしいですが、このチーズは知らないと損します。

このカルブルーはブルーチーズをクラッシュドカカオとラム酒に漬け込んでさらに熟成させたもの。うちのサノヨーコ店長がイタリアでお世話になっていたレストランのオーナー、ハンシ氏が経営するアルトアディジェのチーズ専門店「デグスト」のオリジナル品。これがメチャークチャ旨い。本当はレチョートの絞りかすに漬け込んで熟成させたゴールデンゲルと合わせたかったのですがイタリアからの入荷が遅れてるので。でも大満足。

 

久々のボルドーは体に応えるかと思ったのですが、結構すいすい飲めました。10月の円山屋 食の小旅行はボルドーにしようかな、と思案中。。

2009年8月13日木曜日

お客様のワイン会に潜入レポ!!

火曜日&水曜(ランチ)が定休日のマルニ、休み明けのディナーにちょっと顔を出してみました。というのもお客様主催のワイン会があったもので。

 

今回はブルゴーニュとバローロの古酒を飲み比べという素敵な会。私も参加させてもらいました!

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美国産のウニとオマール海老のコンソメジュレ

濃厚な旨みと余韻の長さはプレステージシャンパンによく合う。

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で、合わせたシャンパーニュはこちら。フランソワーズ・ベデルとヴエット・エ・ソルベ。ちょっと温度高めのほうが美味しいですね。

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由仁町仔羊 もも肉のカルパチョ

由仁町産サフォーク種を使ったカルパッチョ。おぉーー、全く臭みがない!仔羊のカルパッチョなんて初めて!という感動の声。

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ムルソーの飲み比べということで1971年と2001年を。親子程の年の差が!’71は飲み干したグラスの残り香まで美味しい。

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富良野産白とうもろこしとバニラの冷製スープ

羽幌産花ズッキーニ 南蛮エビのムース詰め

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ロマネ・サンヴィヴァンとバローロの古酒。もう言葉は必要ありません。

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鴨胸肉のロースト ジロール茸のソテー添え

この後、デザートに食後酒(マルティニークラムとコニャック、アルマニャック)で〆・・・。

こんな感じでマルニの夜は更けていくのです。あぁ幸せな夜・・・・。

2009年8月6日木曜日

円山屋 ワインと食の小旅行vol.4 ~シチリア編~

店長サノヨーコです。

2か月に一度の当番だなんて、まあゆったり!とのんびり構えていたら、何と月日のたつのは早いのでしょう。先日にフリウリから帰ってきたばかりかと思ったらもう出発間際…。

ということで。格別に短い夏の終わりをひしひしと、早咲きのコスモスやらふらふら飛んでいるトンボやらに感じているくらいですから、9月なんてもうすぐそこ。次回のシチリアツアーをご案内しなければ!というプレッシャーを若干感じ始めました。

…といってもご安心ください。

シチリアですって?マイホームですよ。庭です、庭。

目をつむるとすぐに、どおんとそびえるエトナ火山やタオルミーナの夜景、パレルモの喧騒やトラーパニの塩田風景がわらわらと浮かんでは消え…。

お話ししたいこと、お伝えしたいことがありすぎて、収拾つかないかも…というくらいネタ帳びっしりです!

4年間にわたるシチリア生活、遺跡や観光地にはほとんど行っておりませんが、ひたすら食べて飲んで(たま~に畑で働いて)暮らしておりました。

イタリア人からみても、さまざまな人種・文化の入り乱れたシチリア島はエキゾチックで刺激的。あこがれの土地です。

かつて地中海の真珠とたたえられ、学問・文化の中心地として栄華をきわめたシチリア島の多彩な魅力を、選りすぐりのワインとお料理で堪能しちゃいませんか。

もちろん今回も、秘蔵の映像をたっぷり交えてご紹介いたします。

さて、気になるワインですが、だいたい決まっているものの、候補がありすぎてどうにも絞れません。

シチリアはものすごく広く、品種もタイプもまったく違うワインがゴロゴロです。できるだけ幅を持たせて、シチリアの縮図を表せるようなセレクトをと考えておりますので、もう少々お待ちください。

日時は

9月6日(日)18:30スタート(18:00開場)

です。

Cucina Italiana MATU:ROにて。

24名限定ですのでお早めにお申し込みください。

お申し込みは633-0101MARUYAMAYAまで。

2009年8月4日火曜日

円山屋ワインと食の小旅行vol。3 フランス・シャンパーニュ編 2009.8.2(日)  @maru:niおかげさまで盛況でした!

 

定員を大きく超え、24名様のご参加をいただき、 今回は三階のロフトにも お席をご用意。

2階のメイン会場との一体感を出そうと思い スカイプ・プロジェクターをセット

お客様のモロ頭頂部に プロジェクターのビームがまぶしく反射してしまったり・・・0802-15

チーム・ロフトが 単独で盛り上がって

こちらの問いかけに全く答えてくれない・・・・

など さまざまなハプニングもありながら

周囲の皆様の暖かいご配慮のおかげさまで

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恒例のクイズ大会も

無事 敢行することができました

皆様 ありがとうございます!

では ここで問題です!

Q)シャンパーニュを使ったカクテルで、カシスで割った「キール・ロワイヤル」はたいへん有名です。 では 「ヘミングウェイ」という名前のカクテルは シャンパーニュを 何で割ったものでしょうか?

① ブルーキュラソー ②ペルノー ③サンブーカ

(正解はこのブログの最後に)

さて 肝心の料理とワインのマリアージュです!

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まずは ブラン ド ブラン三種の飲み比べ・・・

①ロベール・モンキュイ

「グランクリュ ル・メニル・シュール・オジェ ブラン ド ブラン NV」 で乾杯!

②同じ作り手・同じ畑の

「グランクリュ ル・メニル・シュール・オジェ ブラン ド ブラン グランド キュヴェ2003」

「所有する30もの小区画の中でも 若樹や重たい味わいになるぶどうを中心に ピルカール・サルモン、ルイ・ロデレール社(クリスタルに使われている)へ供給している。」(輸入元資料より)

・・・・てことは、いいブドウは自分のとこで詰めて、あまりよろしくないブドウを大手に売るってこと?

うーん・・・「クリスタル」よすまん!ってカンジですかね~

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あわせる前菜は

「積丹産のウニとオマール海老のコンソメジュレ」

一番下にカリフラワーのムース、その上に紫うに、一番上にオマールで作ったコンソメのジュレがキラキラ輝いています

「層を崩さないように食べるのがコツです!」

「えっっ むっ・・・ ムズカシイかも?」

 

③フランソワ・スコンデ グラン クリュ シルリーミレジメ2003

珍しいシルリー村のブラン・ド・ブラン

やわらかな甘味とコクは

ドサージュ(補糖)のせいではなく

ぶどうそのものに由来するとか。

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合わせる料理は

「富良野産白とうもろこしとバニラの冷製スープ」

こちらも 涼しい甘さが心地よい一品

すべて とうもろこし由来の自然な甘味。

 

同じブラン ド ブラン(シャルドネ100パーセントのシャンパーニュ)でも

三者三様の違い・個性が しっかりとわかる・・・

さすがRM(レコルタン・マニピュラン)のシャンパーニュですわ・・・と皆さん納得!

アンリ・ビリオ

「グラン・クリュ アンボネイ ブリュット ロゼ」

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「羽幌産花ズッキーニ 赤シマエビのムース詰め」

サフランと香草ディル 白ワイン ノイリーを使ったほんのり 甘酸っぱいソースと

花ズッキーニ中の海老のムースが

アンリビリオの優しいロゼにぴったり。

⑤ダヴィッド・レクラパール

「コトー シャンプノワ トレパイユ・ルージュ2002」

シャンパーニュでは少数の ビオディナミの若き造り手 ダヴィッド・レクラパールのピノ

あくまでもピュア!そして奥深い・・・トンネルの中にいて 先に雪国が見えるカンジ。

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↑マルニの石田ソムリエがフランスでお会いしたというレクラパール。真面目で朴訥な人柄。畑はすごく大切に手入れされていたそうです。

この赤は 皆さん じわーっと かみ締めるように 味わっていらっしゃいました・・・

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「中札内産トリモモ肉の塩釜焼き」

しめじ、エリンギ、ホウレンソウ 玉ねぎのコンフィをトリ肉で包み、外側を塩と小麦粉で作った塩釜で焼いた料理。

ソースは、ジュドプーレ(ローストしてだしをとったトリのソース)

シンプルながらも大地の旨みたっぷり!

レクラパールの赤にこそぴったり!

⑥アンリ・ジロー

「ラタフィア・ド・シャンパーニュ」

セレブ御用達 アンリ・ジローのラタフィア

シャンパンマール+ぶどうジュースをシェリー風味に熟成させたキラリとした甘さ・・・夏向きの食後酒

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「余市産チェリーのコンポート バニラアイス添え」

シャンパンで煮詰めた佐藤錦のコンポートを熱々にして 冷たいバニラアイスにかけたデセール

もう これはラタフィアしかないでしょう!

真夏の夜も静かに更け・・・

エスプレッソで〆

宴もおひらきとなりました。

 

◎次回は9月6日(日)6:30スタート@マトゥーロ

イタリア・シチリア編 ¥6000

ふるってご参加くださいませ!

◎8月27日(木)の番外編・ロワール

7:30スタート@マルニ

当店の「帰ってきた鬼番頭・古瀬」がコーディネートする 思わずヨダレがでそうなステキな企画・・・お席あとわずか!

お申し込み・お問い合わせは ワインショップ円山屋まで(011-633-0101)

(工藤)

シャンパーニュ・クイズの正解)

②ペルノー

別名「午後の死」ともいわれるカクテル。ヘミングウェイはアブサン中毒だった・・・当時の多くの芸術家と同じように。アブサンが禁止され 「にがよもぎを用いたペルノーが代用される。ちなみに①は「シャンパンブルース」③は「ブラックレイン」